概要
育てて!戦って!最強を目指せ!
「モン娘ぐらでぃえーた」はモン娘育成ローグライトRPGです。
モンスターブリーダーのあなたは様々な困難を乗り越え、パートナーと共に最強のモンスター娘を育て上げ闘技場を制覇しましょう。
本作はモンスターファーム、ダンジョンメーカー、パワフルプロ野球の栄冠ナインモードに影響を受けて制作されました。
可愛いモン娘をすごろくのようなシステムで育てて、簡単操作で手に汗握る戦闘を楽しんで下さい。
カードを選んで能力を上げよう！
君だけのデッキを構築して最強のモン娘を育てよう！
能力を取るかイベントを取るか君の選択が生死を分ける。
手に汗握る戦闘
APが溜まったら技ボタンを押すだけ！
簡単操作で倒れるまで戦い続けよう！
～Steamより抜粋～
ストーリー
好きなモンスター娘を選んで、一緒に闘技場を制覇しよう！
かわいいモン娘たちは、愛情を注げば注ぐほど答えてくれます。
育て方も自由です。筋力マシマシなドラゴニュートのように、あるいは知力で試合を制するヴァンパイアのように、忍耐強く敵を弱らせていくスライムのように等、あなた好みの戦法で育てることができます。
また育成では、頼れる助手さんことコメットさんと、トレジャーハンターのミズキさんが手伝ってくれます。
コメットさんは育成のアドバイスや手伝いを、ミズキさんはアーティファクトを譲ってくれたり、カードの売買をしてくれます。
そんなこんなで始まるプレイヤーのモン娘育成ですが、もちろん楽なことばかりじゃありません。
時には厳しい修行があり、
時には困難が待ち受けている時があり、
時には休憩が必要な時があります。 
それらを乗り越えて、無事3回目の闘技場性はを目指しましょう！
ゲーム紹介
ワンコインで「モンスターファーム」風のローグライクを、しかもかわいいモン娘で遊べると、一時期話題になりましたね！
作者曰く「モンスターファーム、ダンジョンメーカー、パワフルプロ野球の栄冠ナインモードに影響を受けて制作」とのことです。どれか琴線に触るものがあれば、ぜひ買ってみるのをオススメします！
ジャンルですが、Steamのページを見ると「ローグライク育成RPG」と書いてありますが、実際は「ローグライク育成シミュレーション」の類ですね。
（モン娘の主を満喫するという意味ではロールプレイかもしれませんが、ゲーム性はシミュレーションです）
筆者の感覚としては、育成シミュゲーム＋カードゲーム＋ボードゲームを合わせたゲーム性です。
シミュ要素：最初にモンスター娘を選び、選んだモンスター娘を育てて大会に挑みます。
カード要素：育てる方法は引いたカードを使用することで、そこに書かれているステータス値が上がります。
ボード要素：カードには数値が書かれていて、数値分マスを進むことができます。その先に大会（ボス）があって、たどり着くと挑戦することになります。ちなみにマップには街や店などがあって、そのマスに止まることで恩恵を得ることができます。
いかに良質なカードをボスまでに使い続けることができるかが、このゲームの重要なところですね！
道中の闘技場マスに止まる、あるいはマップ最後までたどり着くと、戦闘が開始されます。
戦闘は「モンスターファーム」っぽい形式です。「AP」というゲージを溜めることで攻撃ができます。
HP：モンスター娘の体力ポイント。0になると戦闘不能です。
AP：攻撃するために必要なポイント。自動で溜まっていきます。
習得技：APを消費して使用します。攻撃属性やバフ・デバフ、さまざまな効果・種類があります。
ゲームの目標は、3回目の大会を優勝することです。
モンスター娘をかわいがりながら強く育てていきましょう！
このゲームの魅力とは！
このゲームの魅力……
ずばり、「かわいいキャラ」と「モンスターファーム」っぽいゲームシステムではないでしょうか！
かわいいというのは、絵柄だけでなく、仕草や表情がとてもユニークなところですね！
アホの子っぽかったり、元気いっぱいだったり、微笑ましく見ていられます。育成ゲームであることもかみ合って、キャラクター達の虜になった人もいるのではないでしょうか？
プレイした当初の筆者の感想として、珍しいモンスターや、解釈・ネタを混ぜてきているな、と思いました。
イヌ系キャラを入れるというのはわかるのですが、よくあるオオカミとかではなく、シバイヌ＆忍法て……なかなか珍しいキャストだと思います。
他にもクジラだったり、ダゴンの子だったり……なかなか見ないですよね。
ただ、どんなキャラでも言えるのは、他のモンスター娘系ゲームでは出会えないような個性的なキャラばかりです。王道でも変わり種でも「モン娘ぐらでぃえーた」で出会えるモンスター娘は「モン娘ぐらでぃえーた」だけ！ 当たり前だけど、これ重要です！
次にゲームシステムの魅力についてですが。
「モンスターファーム」の良いところを抽出して、ローグライクに落とし込んでいると思います。
「モンスターファーム」を求めて勝った人も、ローグライクを求めて勝った人も、両方満足できる、素晴らしいシステムだと思います！
実は「っぽい」と言うものの、「モンスターファーム」とはほぼゲーム性が異なります。特徴や良い部分を的確に捉えているからこその「っぽさ」があるのでしょう。そしてそれは「っぽさ」だけで終わることなく、ローグライクやボードゲーム性にうまいこと組み込んでいて、風味を損なうことなくしっかり楽しさを味わえます。
相手AIが優秀なので、バトルの時はけっこう手に汗握るんですよねー。
キャラクター
まずは主人公をサポートしてくれるキャラクター達から。
・コメット
主人公の助手？としてアドバイスしてくれるお姉さんです。ちょっと少女とは言えない年っぽく見える。
とてもお世話好きのようで、それはカードとかからでもうかがい知れます。またモンスター娘にも好かれるほど、モンスター娘への理解と深い愛情を持っています。
優勝した時は、自分のことのように主人公と一緒に喜んでくれます！
ある時期が来ると、コメットがモンスター娘に「経験を積んできたのでそろそろ技を習得しませんか」と言って選択画面で技を選ぶわけなのですが、これコメットが教えてるっぽいんですかね？
つまりコメットは、モンスター娘に実技が教えられるほどの猛者の可能性が……？
そんな金髪グラマーなお姉さんことコメットさんと、主人公は大会優勝を目指していきます！
・ミズキ
ブリーダー用のお店を開いている商人……と思いきや、トレジャーハンターらしいです。
ポニーテールでボーイッシュな雰囲気。コメットとは旧知の仲らしく、開始時点でとても仲が良い様子が見られます。
彼女のカードはお金・お宝のことに関するものばかり。コストも0ばかりとフットワークが軽いところも、やはりトレジャーハンターといったところですね！
そんな男勝りな彼女も女の子らしく、ライバルの贈り物を破棄して主人公に贈り物をしたりします。
贈り物の中身はアーティファクト……これは男前と見るべきか、想いが溢れすぎているというべきか？
そもそもお祝いでアーティファクトくれたりしますし、たぶん気さくな方なんでしょうね！
優勝目指して頑張る主人公とモンスター娘をサポートしてくれるので、ありがたく甘えましょう！
・ラッチ
ネズミ？ の亜人の商売人です。「～ッス」が後輩的語尾が特徴で、アーティファクトを売ってくれます。
アーティファクトの販売で生計を立てているようですが、客は主人公とコメットしかいない模様……それでもスラムにいた頃よりマシとかなんとか。
けっこう寂しがりやで、店を去るときは泣いて悲しんでくれます。商人向いてないのでは？
また護身用に斧を持っているそうですが、相手にしてくれるのは主人公たちだけみたいです。本当に商人ですか？
彼女は初期バージョンでは不在で、後になって登場した子でした。そのせいか彼女にまつわるカードがありません。
いずれカード化、もしくはモンスター娘として一緒に戦いたいですね！
次に初期で選べるモン娘をご紹介します。
（※解禁機能があり、プレイしていけば他のモン娘でも遊べるようになります）
・シバイヌ
忍者っぽい犬っぽい亜人です。つまり忍犬……？
気絶の状態異常を得意としており、また毒の手段もあるという「さすが忍者汚い」編成をしております。
もちろん王道の剣術や、防御デバフや攻撃バフ、ダメージカットの必殺技も持っていて、何でもこなせるあたり、このゲームにおける王道主役キャラとして設定されている感じですね。
また初期アーティファクトでは「雷遁の巻物」というものがあるのですが、これを選択すると「雷神剣」という聖騎士団奥義もとい技が扱えます。スタンエッジ！
これが知力技のため、通常の筋力技と別々に育成を楽しむことができます。
・ドラゴニュート
いわゆる脳筋キャラ。彼女の大剣は空を切り地を割る！
防御貫通と言った物理お達し用の能力や、自身への筋力バフを持っています。攻撃バフが決まった状態での一斉攻撃は、まさに強靭！ 無敵！ 最強！ です！
相手の筋力デバフ（長め）の攻撃技を持っていて、相手も筋力系なら力負けするようなことはないでしょう！
アーティファクトは「攻撃力とHPの修行倍率が上がるもの」か、「命中率が低ければ低いほど攻撃力が上がるもの」のどちらかを選べます。普段の修行の効率が上がるのは普通に有利であり、全体的に命中率が低いドラゴニュートであれば後者のアーティファクトも多大な威力を発揮するので悩みどころですね。
しかし弱点として、その性格があいまってか精神・防御面がもろい模様……。命中も全体的に高くないので、手数で補うといった必要があります。
竜や大剣という部分で「強気お嬢様」っぽいイメージを持っていたのですが、カードイラストや仕草を見ると、女の子らしく弱気そうな部分がうかがえます。実は深窓のお嬢様だったり？
他のキャラは公式サイトで見れますので、気になる方は公式ページへどうぞ！
カードシステム
カードは主にステータスの数値を増やしてくれます。
またカードの左上には数値がついていて、これは修行の日にち（コスト）を表しています。後述するボードシステムで関係があります。
使えるカード種は、ゲーム開始時にデッキを編集することで変更できます。
カードには種類があって、下記の通りの意味・入手方法があります。
〇スターター：最初から入っていて、使いまわせる
〇ノーマル：闘技場マスの報酬。スターターより強力で、使うとなくなる。
〇レア：闘技場マスの報酬。基本ボス報酬で普通の闘技場ではごくまれ。ノーマルより強く、使うとなくなる。
規定枚数通りカードを入れる必要があり、超えても少なくてもダメです。
バランスよく各ステータスに関するカードを入れることもできるし、スターターに限っては同じカードを複数枚入れられる場合もあるので、筋力・知力特化型等を目指しても良いかと思います、特殊な効力を持つカードも多く、工夫次第でバリつよモンスター娘を育てることができるでしょう！
編集してゲームが開始すると、まず一日の初めにデッキから5枚引きます。
コスト0でない限りは使用すると日が進み、今持っている手札は捨札へ。そしてまた新しい日を迎えるごとに5枚引き直します。
デッキが0枚になると、捨札をデッキに戻し、また引き直します。
基本はこれの繰り返しとなります。
ボードシステム
本作はボードゲームのようなマスがあり、1マス1日（1コスト）という設定になっています。
（コストはカードシステムの項目で説明しましたが、カード左上の数値です）
一方通行で、左から右に進んでいきます。
マスにはイベントが用意されていることがあり、マスに止まるとイベントが発生します。例えば闘技場だとバトル、平原だとミズキとカードのやりとり、風車小屋だとラッチとのアーティファクトのやりとりになります。また何も配置されていないマスでも、青マスは回復、紫マスはランダムイベントが発生したり等、種類が豊富です。
ランク毎にマップが設定されていて、30マス（30日）でボスとの戦いが発生し、勝つと次のランクへ進めます。1～3ランクまであるので、合計90日間のうちに優勝できるよう修行しよう！ ということです。
ランクによる違いは敵の強さくらいです。マップに分岐はなく一直線。強制イベントで止まるマスもありますが、基本的には使用したカードのコスト分、進むことになります。
強大な修行であればあるほどコストが高く、逆に軽い修行や補助はコスト0で動かずに修行を行うことが可能です。どちらが良いということはなく、ケースバイケースでカードを取得・使用していきましょう！
バトルシステム
APを溜めて技を使用し、相手のHPを0にしたら勝ちです。
単純にゲージを溜めて攻撃するだけ……と思いきや、技の種類が豊富で奥が深いです。敵AIもデバフやバフを使いこなして攻撃してくるので、ステータス差があっても気づいたら大ダメージを食らっていた……なんてことはしょっちゅうあります。ファニーダンスのオーストリッチは許さない。
APは自動回復で、キャラ毎の秒間回復の違いはないです（たぶん）。AP回復速度を上げる方法は、アーティファクトを取得するしかありません。
ただし、相手のAPには干渉する技があるので、相手の技には注意を払いましょう！
APが溜まると技が使えますが、同時にリキャストも存在します。
技を使用すると、何秒間か同じ技を使用できません。技によって秒数が違い、場合によってはリキャスト0秒なんてものもありますが、APだけでなくリキャストによる使用制限もあるということです。
バフ・デバフは秒数単位のため短いです。
リキャストも踏まえて戦法を考えると、APを多く溜めて、バフを使用してから複数の必殺技を一気に放出！ というのが基本的な戦いになるんじゃないでしょうか？
もちろん、効率的な技もあるので、効率的な技のみ振っていくのもありだと思います。
その他の魅力
大型アップデートとして第二段が発表され、新しく3体のモンスター娘が追加されましたが、なんとこの3体、有志にキャラ案を募った結果の実装なんだとか。
2022/10/16時点で確認したところ、Switchに申請して審査が通ったらしいです！ おめでとうございます！
そのうちSwitchで遊べるようになるとか、胸熱ですね！ 新キャラの構想もあるらしく、機を見てまたアップデートしたいとのことでしたので、今後にも期待です！
→（2023/1/7追記）無事Nintendo Switchで発売されました！
個人的には、また第二段みたいに有志から募って実装、というお祭りみたいなアップデートもしてほしいなあ、と思ったり。今はAIがある程度の絵を描いてくれたりするので、一般の人でも案が出しやすくなったのではないでしょうか？
また新作作成中っぽくもあるので、そちらにも目が離せません。
作者様のホームページや、ツイッター、あとDLSiteのCi-enなどで進捗状況が確認できるようですので、気になる方は下記のURLから登録しておきましょう！
さくっと遊べるローグライクによくある難易度つきで、とても歯ごたえがあります。
慣れた人なら「試練5」までクリアできると思いますが、現在の最高難易度「試練6」はかなり難しいです。
私も手を変え品を変え挑戦していますが、なかなか勝利が安定しない……やりがいがありますよこれは！
キャラによって安定・不安定があるので、全キャラでうまくいく方法が見つかったら、また攻略記事を書きたいですね！
あと私の押しは「マンドラ」です。
寝ている間のふてぶてしい顔や、躊躇なく枕を投げる図々しさが大好きです。
訪れた冒険者を眠りに誘って抱き枕にしているらしいので、私もぜひ抱き枕にしてもらいたい……げふんげふん。
総評
「モン娘ぐらでぃえーた」、いかがだったでしょうか？
かわいいキャラが動きまくるゲームでありながら、ゲーム性も奥深い作りとなっております。
敵AIもセオリーを踏まえた思考をしているので、手ごたえのあるバトルをが最後まで楽しめます。
ワンコイン買えますので、気になる方はまず買ってみるのをオススメしますよ！
関連情報
製作者：ZephyrStudio
公式サイト：モン娘ぐらでぃえーた (zephyrstudio.jp)
DLSiteのCi-en：ZephyrStudioの記事一覧(詳細) – Ci-en（シエン）
販売先：Steam：モン娘ぐらでぃえーた (steampowered.com)
DLSite：モン娘ぐらでぃえーた [ZephyrStudio] | DLsite 同人
サントラ：モン娘ぐらでぃえーた オリジナルサウンドトラック [ZephyrStudio] | DLsite 同人
他の各配信プラットフォームは上記の公式サイトから飛べます
対応プラットフォーム：Steam、PC（同人系）、IPhone、Android、Nintendo Switch
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