目次
概要
魔物娘を「仲魔」にして一緒に冒険に出かけよう!
挑戦する度に地形が変わる「不思議のダンジョン」風ローグライクゲームです。
■□■ ゲームシステム ■□■
この作品は「不思議のダンジョン」風ローグライクゲームです。プレイヤーが何か行動すると、他の魔物も行動する。というターン制システムを採用しています。
冒険中に出会う魔物娘たちは、お酒をあげたり、時々無視したり、力比べをしたりして認めてもらうと「仲魔」となり、一緒に戦ってくれます。
■□■ 物語 ■□■
冒険者である「あなた」は気が付くと不思議な結界の中に捕らわれていました。近くの村で村長と名乗る魔物「タルテ」の話では、この結界から脱出するためには
帰還の塔に居る「塔の魔術師」を倒さなければならないとの事でした。
魔術師を倒し、ここから無事に脱出する…
あなたの不思議な冒険が始まります!
~Steamより抜粋~
ゲーム性
不思議なダンジョン系ローグライクRPGゲームです。
感触は「ドラクエモンスターズ」系統に近いです。この作品は魔物娘に力を入れており、システムも魔物娘が中心としたものばかり。魔物娘を愛でたい! という方はすごいハマると思います!
特に、このいつでも365度周りを「見渡す」機能と、魔物娘と会話できるシステムが、唯一無二にして最大の魅力ではないでしょうか!
かわいい(素面)
ストーリー
ストーリーは概要そのままなのですが、ちょっと詳しく触れます。
主人公が気が付くと、そこは見知らぬ風景。
いつの間に気を失っていたようです。いつから気が失っていたか……頭がぼんやりとしていて前後の記憶がありませんでした。
頭に不思議な声が響いたから目が覚めたような……。
意識がはっきりとしませんが、主人公はとりあえず森の中を歩いてみることにしました。
少し歩いた先に、友好的に話しかけてくるスライム「ミスラ」がいました。
どうにも、ニンゲンである主人公を探していて、「始まりの村」に来てほしいのだそう。
主人公は了承して、この先にある「始まりの村」を目指すことにしました。
しかし、道中で行方を阻む謎の魔術師が現れます。
力を試すと言い魔物娘をけしかけられます。あまりにも強い魔物娘たちに成すすべなく敗北……そしてチカラを失う呪いをかけられます。
「気を失ったり、少しでも気を緩めれば、結界がお前からチカラを奪ってゆくことだろう。
我は北の果てにある「帰還の塔」で待っているぞ」
気を失った主人公を助けてくれたのは、ミスラと村長である「タルテ」でした。
どうにもこの辺りは結界があり、ニンゲンは結界から出られないし、チカラを奪われるのだそう。
魔物娘側も空が変な色で困っているそうで、タルテから「どのみち魔術師をぶちのめさないと出られないでしょ?」と状況の改善を依頼されたのでした。
そして、主人公による帰還の塔攻略が始まるのです……!
ゲームシステム
不思議なダンジョン系です。今ではルーツとも言える「風来のシレン」のシステムをほぼそのままリスペクトされています。
なので他作品と同じような部分は省いて、本作品独特のシステムを紹介していきます!
見渡す機能
フィールド上で主観視点に切り替え、あたりを見渡せる機能です。
通常、不思議なダンジョン系統は見下ろしであるのですが、主観であることはありません。しかし、このゲームは主観に切り替え、周りの状況を確認することができます!
壁のないフィールドとかでは普通に役立つ機能なのですが、どちらかというと後述の「魔物娘とスキンシップ」する機能のためでしょうか……!
ありそうでなかった、この作品ならではの機能ですね。
魔物娘とのスキンシップ
前述した「見渡す機能」から、目の前にいる魔物娘に話しかけられる機能です。
見下ろし視点から主観視点に切り替えることで、魔物娘の外見が具体的に観察できるわけですが、1マス前にいる魔物娘には話しかけたり、プレゼントをあげたり、スカウトしたり話しかけたり、プレゼントをあげたり、スカウトしたりできるようになります。
魔物娘の種類によって会話の内容は様々ですし、好感度が個々にありまして、好感度の状態によっても会話内容が変わります。まるで恋愛ゲーム……!
更に、そのダンジョンプレイ中に「善いことをしたか」「悪いことをしたか」で、魔物娘への気に入られ具合も変わるそうです。良いことをしているのであれば、最初から好感度が高い状態になるんだとか。やっぱり恋愛ゲームでは??
ちなみにプレゼントで好感度を上げられますが、プレゼントは手持ちのアイテムからです。推しにプレゼントしたいのであれば、常に余裕をもってアイテムを確保しておきたいですね!
↓仲が良いと種族の個性も説明してもらえる。
↓何でも贈り物。価値が高いともっと喜ぶかも?
魔物娘のスカウト
本作品の魔物娘は、一部のギミック状態の魔物娘を除き、ほぼすべての魔物娘を仲間にできちゃいます!
仲間にする方法は様々です。第一に好感度が「敵対ではない」状態であることが前提で、その状態で「仲間を誘う」アクションをする必要があります。
例えばですが、「ゲーム性」の章のGIF画像でスライム娘を仲間にしていますが、彼女は「暴力されることが嫌い」だそうで、攻撃してこない人を好みます。攻撃せず数ターン待つと、安心して仲間になってくれるわけですね!
この他にも「逆に戦って倒す」と仲間になったり、「特定のアイテムをあげる」と仲間になったり、「同系列の魔物娘を仲間にして引き連れている」と仲間になったり等、様々です。
↓良い戦い……プロレスみたいな?
↓若返り『そうな』……強い回復の実なら!?
強い魔物娘ほど、厄介な条件を持っていたりするので、初見では仲間にできないこともしばしば。それどころか、何が条件かまったくわからない場合があります。
そういった時は、一度「仲間に誘う」コマンドで条件を聞き出しましょう。そうすると「モンスター図鑑」に仲間になる条件がもう少し詳しく記載されます!
↓条件を聞くと……
↓仲間になる条件の詳細が!
魔物娘はどの子も、個性的で非常に強力なスキルを持っているので、バシバシ仲間にしていきましょう!
魔物娘を連れて冒険する
上記の「魔物娘のスカウト」で仲間に誘うことに成功すると、冒険に連れまわすことができます!
最大で2体までで、それ以上の魔物娘は村長のタルテが管理してくれるとのこと。仲が悪いと「始まりの村」に行かず自分の巣に帰ってしまうそうですが……ちゃんと好感度を上げていれば今後とも力を貸してくれるようになるでしょう!
彼女たちのスペックは、敵だったころとそう大きく変わりません。
しかし、ニンゲンと一緒にいると「短い時間でレベルアップ」ができるそうな。結界の「チカラを奪う」効果にも影響されないため、主人公みたいに「冒険の都度レベル1に戻る」ことがありません。彼女たちのレベルは「ほぼ恒久」的なのです。
鍛えれば鍛えるほど、冒険の序盤が楽になることでしょう!
……ただし、注意がふたつほど。
ひとつめ。仲が悪いまま、仲間の魔物娘が倒されたり、別れたりすると、魔物娘は一緒についてきてくれません。ついてきてほしい魔物娘には、プレゼントで好感度を上げておきましょう!
ふたつめは、「誤射」を恐れない魔物娘の方が多い、という話です。見習いエルフなんかはそうなのですが、射線上に主人公がいようが、バシバシ矢を撃ちます。遠距離系の魔物娘は躊躇なく味方を巻き込むので、鍛えられた能力で誤射されると、序盤のレベル1に戻った主人公では致命傷です。注意しましょう!
↓あー! お客様! 誤射はお止めください!
↓仲間にはしっかり指示を出そう!
魔物娘への説得
「話しかける」「仲間に誘う」「プレゼントする」について解説しましたが、これらを組み合わせた特殊なシステム「魔物娘への説得」があります。
魔物娘の好感度がハートマーク5個分、もしくは仲間に誘える状況であった場合に話しかけることで、説得する選択肢が現れまして、戦わずして魔物娘を帰すことができます!
しかもこの方法で撃退すると、戦闘時より多めの経験値ボーナスも付いてきます。つまり戦闘よりお得!
個人的には、このシステムはかなり良いシステムだと思います。
元々、不思議なダンジョン系は道具の取捨選択が激しいわけでして、用途が増えると、更にアイテムの選択肢に悩まされるわけです。相手を無効化できる杖や巻物にはない「経験値ボーナス」がありますし、プレゼントはターン数を消費しない=実質1ターンで撃退できるので、数枠ほど確保してもいいんじゃないかと思うんですよね。
つまり、良いシステムだから、良いシステムだと思うんです()
↓好感度が高いと説得の選択肢が出て……。
↓説得を選ぶと経験値+魔物娘が帰っていく!
その他にもまだまだある!
ここで語るには多すぎるほど、まだまだ機能があります。
それはほとんどが「魔物娘」のための機能! 愛されていますね!
面白いギミックダンジョンも多く、ストーリー後に行けるダンジョンもあります。魔物娘好き、不思議なダンジョン好きなら気に入ると思います!
↓ダンジョンの中に家が……!?
↓特定の魔物娘を仲間にすることで開くお店もある。
キャラクター
ストーリーで関連するキャラクターを紹介します。
主人公
本作の主人公です。
作品中では何も語らないため、人柄や口調を窺い知ることはできませんが、善良ではあるようで、魔物娘に好かれやすいようです。羨ましい。
過去についても特に言及がありません。ただ剣や盾をそつなく使いこなしているところを見ると、名のある冒険者だったのかもしれません。とはいえ、魔物娘の身体能力にはかなわないようですが……。
そんな彼が、冒険中に事件(結界)に巻き込まれた……というのが今回の始まりとなっております。
タルテ
始まりの村の村長です。
始まりの村は住民が少ないのどかな村で、ニンゲンとは敵対しない立場にあります。それもあってか迷い込んだ主人公にも気さくに声をかける、更には依頼までちゃっかりお願いするほど、おちゃめさんです。
依頼というのは、帰還の塔にいる魔術師が結界を張った影響で空が紫色になってしまったので、あのバカい……奇妙な魔術師と術式を叩きのめしてほしいとのこと。含みのある言い方であり、何やら事情があるようですが、主人公に空き家を与えてくれる等、バックアップしてくれます。
ミスラ
始まりの村に住むスライムです。主人公にとっては第一発見村人! という立場です。
元気で活発な少女で、ニンゲンだろうと魔物娘だろうと仲良くなろうとするタイプのようです。ニンゲンのために村の案内のセリフも練習していたのだとか。ドラクエちっく……。
特にお店などを開いていたりするわけではないのですが、彼女の雰囲気に癒される人も少なからずいるはず。村の出口あたりに向かう時には、ついつい声をかけちゃいますよね。
オヤカタ
鍛冶師を務めており、弟子にリナというホブゴブリンがいます。
リナいわく、無口で恥ずかしがりやらしく、主人公が話しかけても最小限のことしか話してくれません。しかし彼女の腕は確かで、主人公にもその腕を存分に披露してくれることでしょう!
彼女に剣や盾を預けると、強化してくれます。またふたつ以上の剣や盾を合成することもできます。冒険には欠かせないお店ですね!
たぬきち
始まりの村でアイテム売買する店主です。村だけでなく、ダンジョン内でも行商をしてくれます。
村では冒険の基本セット+ランダムに名産品を売っていて、ダンジョンではそのダンジョンで落ちる品物を売っています。ドロボウした時は不思議なダンジョン恒例で追っかけてきますが、ドロボウはいわゆるスポーツとかなんとか……? とりあえず、悪人扱いではなさそうですが、容赦なく主人公をボコボコにしてきます。ツヨイ。
謎の魔術師
主人公を村の入り口前で襲った謎の魔術師です。
主人公が倒れる瞬間に聞いたことが正しければ、直接的に害することが目的ではなく、チカラを奪うことが目的な様子でした。ニンゲンを村周辺の結界に閉じ込め、結界がニンゲンのチカラを奪っていくという仕組みらしいです。
何をしたいのか、何のために主人公を閉じ込めたのか……。
主人公は謎の魔術師と術式を止めるため、彼女がいるという帰還の塔へ向かうのでした。
クリア後ももっと遊べる不思議なダンジョン
ストーリークリア後も、いくつかダンジョンが追加されます。不思議なダンジョン好きにはたまらない「もっと不思議なダンジョン」もあります!
それに魔物娘の仲間収集もけっこうやりがいがありますね。後半になればなるほど、一筋縄ではいかない魔物娘ばっかりになるので、スカウトにこぎつけるまでが大変です……。
ゲームプレイとは関係ありませんが、このゲームにはネタがちりばめられてまして、それを探すだけでも結構面白いと思います。
会話、外見、装備アイテム、いろいろあります。そもそも名前が秀逸だったり。キラーィとは……。
不思議なダンジョンが苦手な人も、こういった要素で楽しんでもらえればいいんじゃないかなあと!
↓見習いエルフの矢筒には初心者ステッカーが。
↓こ、これが……退魔の剣の形……!?
総評
魔物娘好きならプレイする価値あり! です!
「不思議なダンジョン系」初心者さんにもオススメできます。不思議なダンジョン系のつらいところはレベルが戻るところですが、魔物娘はレベルが戻らないので、冒険がぐっと楽なんです。
だからといって全部が全部、楽勝なわけでもなく……高難易度系のダンジョンは本当難しいです。魔物娘の収集といい、やりがいがありますね。
あとはビジュアルですね、うん。
見渡すを使うと、見下ろし視点とは違った風景が見られます。ダンジョンしかり、魔物娘しかり。冒険してるって感じがするんですよねえ。
筆者がこの記事に掲載しているスクリーンショットも見渡す機能で撮ったものばかりです。「ゲーム性」章にある画像は良く撮れているでしょう?(自画自賛)
こういった方面でも筆者は楽しませていただきました!
ぜひみなさんもプレイして、お気に入りの魔物娘と冒険をしましょう!
筆者のお気に入り魔物娘は……ワーバットちゃんです!
↓正面から見た図
↓下から見た図
関連記事紹介
攻略記事:魔物娘と不思議な冒険~力の宝珠と帰還の塔~ストーリー攻略
関連情報
製作者:NEKOTOKAGE GAMES
公式サイト:魔物娘と不思議な冒険 (nekotokage.com)
Twitter:ねことかげ(@nekotokage9653)さん / Twitter
販売先:Steam:魔物娘と不思議な冒険~力の宝珠と帰還の塔~ (steampowered.com)
DLSite:魔物娘と不思議な冒険~力の宝珠と帰還の塔|DLsite 同人
Switch;魔物娘と不思議な冒険~力の宝珠と帰還の塔~ ダウンロード版 | My Nintendo Store
他の各配信プラットフォームは上記の公式サイトから飛べます
対応プラットフォーム:Steam、PC(同人系)、Nintendo Switch
……あと2もリリースされたので、気にいった人は2も買いましょう!
魔物娘と不思議な冒険2 (nekotokage.com)
コメント