【RPG】ポケットモンスター スカーレット・バイオレット テラレイド編【プレイ感想】

記事の趣旨

この記事はゲーム「ポケットモンスター スカーレット」のテラレイドの試行錯誤記事となります。
あくまで試行錯誤の内容ですので、攻略ではなくプレイ感想となっております。

あまり参考にならないかもしれないし、そもそも見当はずれのことを言っていることがあるかもしれません。
とりあえず☆6レイドに参加しまくって、得た知識をもとに書いています。
メモ書き程度に残したいと思いこの記事を書いていますので、参考なれば幸いです!

テラレイドの前提知識

テラレイドが何かという前提のお話は省きます。
まずは☆1~3のテラレイドをひとりでクリアしてみると、体感わかると思います!

まずテラレイドは4人参加で、協力プレイ含め埋まらない部分はNPCが加勢してくれます。
しかしダブルバトルのような感じではなく、実際は1対1を複数やっている感覚が近いのではないでしょうか。一応、味方全体にかかるバフ系の技は活きていますが、「じしん」のような味方全体に及ぶ攻撃は敵のみにしか当たらないようになっています。優しいですね!
敵側であるレイドモンスターも基本そういう感じなのですが、別章の「特殊行動」を起こす際はこの制限が解除され、全体対象の技は全体に当たるようになります。
とはいえこちら側は攻撃の際の範囲を考える必要はなく、純粋な効果や威力で考えていくといいわけですね!

相手ポケモンの特性は、☆6になると通常とは異なる特性を持つようになります。
☆6からはいわゆる「夢特性」となっており、通常特性とは異なるものを有しています。
夢特性は基本的に強い特性ばかりになっていますが、通常特性にも強いものはあるので、一概に「通常特性なら安心!」とはなりませんが……やっかいな夢特性持ちが多いので、注意に越したことはないです。

レイドの難易度について

レイドの難易度は☆で表されていて、1~6まであります。たまにイベントで7がありますが、これは6と同じと考えてもらってよいです。
相手にするポケモンの特性でも難易度は上下しますが……1~4はそれほど考えずともクリアできる難易度で、5はそれなりに育てないと勝てない難易度、6はレイド専用構成かつ相手を見て使うポケモンをチョイスしないと勝てない難易度になっています。
慣れてくると、1~5は適当に、6は本腰入れてって感じになってきます。6用のレイドポケモン育てているのであれば、5も油断しなければ楽勝ですからね……。

また少し言及しましたが、相手ポケモンの特性によって難易度が上下します。
下になりやすい代表的なポケモンは「メタモン」。部屋を立てた人のポケモンを、お馴染み「かわりもん」でコピーするやつです。ステータスをコピーする関係上、部屋主プレイヤーが弱いポケモンをチョイスしておくと、☆6メタモンでも☆1並に貧弱になります。
逆に上になりやすいポケモンには「ステータスのバフを阻害できない」相手が上位にあげられます。
「アーマーガア」の「ミラーアーマー」なんかはそれですね。ステータス下げる技を当てても、反射してこちら側のポケモンが下がってしまうという強い特性です。
また「ボーマンダ」の「じしんかじょう」も同様です。頻繁に攻撃が上がるため、下げるのが非常に難しくなっています。(これはバフの仕様でおかしなことになっているのもありますが……)
相手のステータスに干渉しやすい状態だと、難易度は比較的低くなりやすいです。

あとは、相手のテラスタイプが元タイプと「違う意味で」相性が良い場合ですね……。
例えば「オトシドリ」「草テラス」タイプだった場合。この場合でよく他の人が「ほのお」タイプのポケモンを選ぶ場面をよく見るのですが……それは事故ります
何故ならオトシドリの元タイプは「ひこう」「いわ」。いわタイプはほのおタイプに効果ばつぐんだからですね!
お互いに効果ばつぐんの技を与えられる状況であり、基本的にダメージレースになったら負けると思ってください。
詳しくは、別章の「ポケモンのチョイスで考える事」で語ります。

レイド用ポケモンの構成とは?

レイド用ポケモンで考えられるのは、ずばり「攻撃型」「耐久型」「補助型」になります。
それぞれメリットとデメリットがありまして、このポケモンなら無双できるっていうのはありません。現在、それに一番ちかい「テツノカイナ」でさえ安定しないのが現状です。けっこうバランスよくできているコンテンツで、戦うポケモンを選ぶのにも楽しさがありますね!

・攻撃型

攻撃型のメリットは「相手を早めに討伐できる」点です。厄介な行動をされる前に倒してしまえ、ってことですね。☆1~5はこの攻撃型構成のポケモンさえいれば、特に言うことはないくらい強いです。
攻撃を強化する技「はらだいこ」や「つるぎのまい」「わるだくみ」等を使用して威力を底上げし、相手に大ダメージを与えていきます。また「ドレインパンチ」や「ギガドレイン」等のHP吸収技を組み合わせることで、半耐久的な構成にすることも可能です。
代表的なポケモンには「ミライドン」「コライドン」「テツノカイナ」「マリルリ」「ソウブレイズ」がいます。
デメリットは「攻撃が通らず耐久面をつかれると弱い」というところです。「相手が極端バフ・デバフを撒く」「バフをはがす特殊行動後にたたみこまれる」と弱いですね。
バフをはがす特殊行動はほぼ確定で起こりえる行動です。☆1~5は威力次第で無視して一気に瀕死のダメージを与えることをできますが、☆6だと良くてHP半分くらいで耐えられてしまいます。そこから持久戦で負け……という感じですね。
中盤戦をどう乗り切るかが、攻撃型の腕の見せ所だと思います。

・耐久型

耐久型のメリットは「死なない」点です。死ななければ極端にレイドゲージが減ることなく、安定して攻めることができる、というわけです。私的には、☆6はこの型のポケモンを基軸に立ち回るべきじゃないかと思っています。
耐久型に必要なのは高いHPと防御or特防です。バフ云々の前に、まずステータスとして高くないと耐久型は務まりません。その上で、「てっぺき」「どわすれ」等の防御バフ、「じこさいせい」「はねやすめ」等の最大HP準拠の回復技を持っていること、そして最低限相手にダメージを与えられる攻撃技・ステータスを持っていることです。攻撃面もそれなりに秀でていないと、そもそもクリアができないって話なんですね……。
代表的なポケモンには「ハラバリー」「ドドゲザン」「アーマーガア」「バンバドロ」「オリーヴァ」がいます。
デメリットは「防御バフを無視するような攻撃・攻撃が通らなくなるような防御バフを相手が持っている」です。そもそもの攻撃力のパワーが低めなため、攻撃に回れなくなるような事態になると負けます。安定して戦えることが多いですが、逆に「安定していないと取れる選択肢が少なくなっていく」とも言えます。
どれだけリカバリを含めた構成にできるかが、耐久型の楽しいところだと思います!

……ちなみに、ほとんどのポケモンが覚えられる「ねむる」。これを使えば、ほぼどんなポケモンでも耐久できるんじゃないかと思われますが、2022/12/30現在、どうにもバグがあるっぽいのでオススメしません。
先制で「ねむる」を発動しても眠らないしHPも回復せず、そのまま後攻のレイドポケモンに倒されるケースがけっこうありました。おそらく非同期の都合上、状態異常の処理が後回しにされてしまい、一撃圏内での「ねむる」はダメージの方が先に計算されてしまっているのかもしれません。

・補助型

補助型のメリットは「攻撃型と耐久型の動きを安定化させる」点です。自身が活躍することはないものの、他のポケモンの長所を伸ばしたり、安定化させたりする力は軽視できません。少なくとも4人のうち1人は補助型に回る必要がある、と私は思います。
補助は妨害を含めて考えていただいてもよくて、味方に効果のある「てだすけ」や天候系・回復効果の技はもちろん、「いやなおと」「きんぞくおん」といったデバフ系、「おにび」「ふらふらダンス」といった状態異常系、相手の行動を阻害する「ちょうはつ」や「いちゃもん」など味方を有利にする技が数多く存在します。
デバフ系が一般的ですが、攻撃の追加効果で発生するデバフでないと、特殊行動である「バリア」後に通らなくなるため注意が必要です。
代表的なポケモンには「ブラッキー」「グレンアルマ」「ニンフィア」等ですが……補助に該当する技が多いし、効果が幅広いため、やろうと思えばかなりのポケモンがサポートに回れます。なので特定のポケモン以外にもサポートに強いポケモンはたくさんいまして……強いて言うなら「攻撃の追加効果で確定デバフが入る技を持っているポケモン」が有利だと思います。詳しくは別章の「レイドポケモンの特殊行動」を読んでみてください。
デメリットは「他のプレイヤー次第」です。他のプレイヤーを活かせる状況に持っていけない限り、補助型はだいぶ無力です。耐久面もそれほど高いとは言えないことが多く、ひどい状態だと何もできないまま倒れることもままあります……。
ある意味、盤面を支配できる型でもありますので、対応力に自信がある方にはオススメですね!

ポケモンのチョイスで考える事

「テラレイド」というコンテンツはかなり特殊なバトルだと言えます。
というのも、「相手が扱う技のタイプ」と「相手自身のタイプ」が異なる状態になるからです。たまーに一致したりしますが……別々なことが多いですよね。
そしてこういう場面もそれなりに多いはずです。「こちらの技が相手の弱点を突けるが、相手の技もこちらの弱点を突ける」状態!
このチョイス、とても危険です
こちらのHPは復活分のゲージを加味すると、だいたい5~7倍程度になりますが、レイドポケモン側は少なくとも10倍以上のHPは有していると思います。普通のダメージレースでは勝てません。
高火力で押し切れば勝てる……というのは☆5までで、☆6はまず相手がおかしな行動がとらない限り、負けるのは順当と思ってください。

ではどういうチョイスが正しいのか?
相手が使う技タイプに合わせた、防御有利型のタイプを取ってください
少なくとも「相手に負けない」ことが肝心です。攻撃型、耐久型以前の問題として、バフを積む時間、攻撃する時間を稼げるHP、防御が最低限必要ということなんですね。

実はこの考えで行くと、けっこう不遇で扱いにくいタイプが存在します。
「くさ」「こおり」「いわ」タイプがそうですね。「むし」も若干、片足突っ込んでいます。
上記のタイプは汎用的な技で弱点を突かれやすく、攻撃にしても防御にしても有利を取っているように見えても、実は相手が別タイプの技を隠し持っていて防御受け相性が悪い……ということがしばしばあります。
なんとか活躍できるポケモンいないかなあ、と上記タイプのポケモンいろいろ漁っていますが、なかなかこれが難しいねんな……。

あともう一点、「イーブイ」系のレイドポケモンは「テラバースト」を使うので注意です。
普段のタイプに加えて、テラスタイプの攻撃をしてきます。これはドラゴンやゴーストだとかなり致命的なので、注意が必要ですね。

レイドポケモンの特殊行動

レイドポケモンは「HPが減る」か「レイドゲージが減る」かで特殊行動を起こします。
この特殊行動を起こす時、全プレイヤーの操作が止められるのですが、行動中のプレイヤーがいる場合は行動が終わるまで、特殊行動が起きない=操作がずっと止められる感じになります。長い文章が続く行動中に起きると、だいぶ待たされる感じになりますね……。

さて、肝心の特殊行動の内容ですが、種類として4種に分けられると思います。
1,バリアを張る
2,味方のステータス変化・特性をかき消す
3,レイドポケモンにかかっている「悪い効果」をなくす
4,技を使う

バリアを張る

相手がバリアを張り、HPの一部が白くなります。
与えられるダメージが軽減され、白HPゲージ間はだいぶ固くなります。文字通り、バリアなわけですね。

このバリア、実は文章以上の能力があって、それは「妨害系の技を効かなくする」という能力です。
(私が試した中では、妨害系はまったく通りませんでした)
ここで言う妨害系は、攻撃の追加効果で発生するものではなく、「いやなおと」「おにび」のような状態変化を直接与える技を指します。
なので、バリアを張られたあとは相手にデバフを与えられず、非常に苦戦することとなります。
しかーし、無効化するのは「妨害系」であって、「攻撃系でついでに状態変化が起きる」技の追加効果は無効化されません!
なので妨害系ポケモンをチョイスする場合は、攻撃技に追加効果が確定で発生する技を持つポケモンが良いですね。「アシッドボム」や「ひやみず」「どろかけ」とかは汎用的で覚えやすいと思います!

味方のステータス変化・特性をかき消す

いわゆるバフはがし。クリアスモッグに近い効果です。

また文章によれば「特性を無効化した」という一文も見られます。
バンバドロの「じきゅうりょく」を参考に考察しましたが……これは何ターンか、特性の発動を無効化するようです。
永久的に無効化するわけでなく、数ターン後にはじきゅうりょくが発動したのを確認しました。
永久的でないのはありがたいですね。さすがに永久化ってなると、一部のポケモンが困りますからね……。

レイドポケモンにかかっている「悪い効果」をなくす

悪い効果。なかなかあいまいな表現です。
デバフ・状態異常が消失するのは確実です。ただし、「やどりぎのタネ」等のステータス変化にも状態異常にも分類しない技は無効化できないようです。

よくバリアと組み合わされて使われるので、デバフが通りにくい&通ってもすぐ消える印象が強いですね。
しかし、4人それぞれがバフを自分にかけるよりも、デバフを1人かけて他3人が他行動できる方が圧倒的に便利なので、根気よくデバフをねらっていきましょう。

技を使う

普通に技を使用します。
この技はランダムとかではなく、固定で決まっているような気がします。またターゲットが他のプレイヤーになったり、この時だけ全体範囲技が全体に効果が及ぶようになったりしています。

発動が「HPやゲージが減った時」なので、レイドポケモン側のターンは消費しません。場合によっては2回行動じみたタイミングで起きる可能性があります。
またこの行動は「阻害可能」です。ちょうはつしておけば、相手の攻撃以外の行動を「だせない」で無効化できます。もちろん、状態異常で行動不能もいけます。
私のイメージ的に「天候系」のチョイスが多いので、ちょうはつや麻痺で無効化できるとありがたいですね!

ちなみに別章「レイドポケモンのバフ挙動について」でバフ挙動の恐ろしさについて語っていますが、この特殊行動で起きたバフは別枠で判定は「1回」のみ……のはずです。
おそらく同期を取ってから発動する観点から、発動は「1回」きり判定なのでしょう。じゃないと、全体範囲技の場合は4回飛んでくる判定になっちゃいますからね……。

レイドポケモンのバフ挙動について

私はテラレイドについて、「1対1を複数やっているもの」だと解説しました。
プレイヤー側にとってはそうです。しかし、レイドポケモン側にとって、この状況はどのような状況なのでしょうか?
プレイヤー側が行動すると、レイドポケモン側も行動します。他のプレイヤーも同時に行動した場合、それに対応してレイドポケモン側も「他のプレイヤー側の画面」で行動します。
ようはHPを共有したレイドポケモンが、プレイヤー画面にそれぞれ出現しているみたいな感じですね。行動の内容についてはそれぞれのプレイヤーの画面内にしか及ぼさず、本当に「1対1」に近いです。いわゆる「非同期」の行動です。

では、誰かの画面でレイドポケモン側が「ビルドアップ」したらどういう処理になるのでしょうか?
答えはちょっと複雑で、「ステータス変化は共有だから他の画面のレイドポケモンもビルドアップの効果を受けて強くなる」です。
一見、他のプレイヤーからしたらステータス変化が起きていないはずなのに、次のターンから「なぜか」攻撃と防御が強くなっているわけですね。HP計算とか狂う~!

そして一番おそろしいのは、「特性によって確定で発生するバフ」です。
たとえば「じしんかじょう」。こちらのポケモンが倒された場合発生するわけですが、「それぞれの画面でじしんかじょうのバフが発生」します。よって、1体ポケモンが倒されると、4回攻撃バフが積まれます。何言ってんだこいつ……(呆れ)
レイドボーマンダが異常に強いのはこの特性故です。

またバフを頻繁に使うポケモンもやばいです。1ターンでそれぞれの画面でバフ……つまり4積みしてくる可能性があるため、一気に手に負えないバケモンと化します。

これの対策のために「クリアスモッグ」を積むのもありなんじゃないかと個人的に思っていますが……あれは下降したステータスも戻してしまうため、使いどころが難しいところです。
この現象を逆手にとって、「くだけるよろい」の特性をスキルスワップし、一気に防御弱体化を狙う手段なんかもあります。これを考えた人はかしこい!
あとは何とかして無効化を考えるところですかね……相手が物理なら「やけど」で弱体化を狙ったり、「リフレクター」等で軽減を狙ったり、相手の攻撃デバフを狙ったり……。
ただデバフを反射する「ミラーアーマー」や、デバフに反応して攻撃をぐーんと上げる「まけんき」には注意です!

筆者のテラレイドオススメポケモン

私がオススメするポケモンはこちらです!

ひとくせもふたくせもあるやつらなので、正直使い勝手のわるい愛着が湧くやつらばかりです!
今のところはこんな感じですが、面白いポケモンを見つけたら追加していきたいと思います。

・ハラバリー

ステータス、覚える技が万能で、「妨害」の動きをしながら「耐久」に持ち込むことができ、タイプ相性が悪くても強い「攻撃」を与えることができます。
正直、相手がじめんタイプの攻撃技、テラスタイプでなければ、全部ハラバリーで活躍できるくらいには信頼できます!
妨害には「アシッドボム」「ひやみず」が有効です。特に「アシッドボム」はハラバリー自身にも恩恵があるので、積極的に狙いましょう!
耐久面は努力値をHPに振り、「パラボラチャージ」「なまける」で回復します。そもそものHPや防御、特防が高く、バフを積んでいない状態でも余裕があります。
攻撃面は特性「でんきにかえる」が強いです。これはおそらく技の威力値そのものを底上げしていて、しっかりとダメージ与えてくれます!

・ポットデス

攻撃型兼、他にはできない妨害を行える特殊アタッカーです。やっかいな特性もちレイドポケモンに対して、絶大な効果を発揮します。
やることは簡単。自身の特性を「くだけるよろい」に設定して、最初のターンで「スキルスワップ」です。これにより相手のやっかいな特性を無効化できる上に、防御面を脆弱にできるという一石二鳥な作戦となっております!
ただしポットデスは耐久面に秀でているわけではないため、注意が必要です。いわゆる玄人向けみたいなポケモンですが、他にはできない唯一の仕事をしてくれます。

・チャーレム

特性ありきの物理アタッカーです。一応、「じこさいせい」「ドレインパンチ」等の耐久面を補う技がありますが、強い特性に対しバランスを取ったのか全ステータスが弱く、何をするにしてもいまいちな印象のポケモンです。
そんな注目すべき特性は「ヨガパワー」。物理攻撃が2倍の威力になるとんでも特性なのですが、チャーレム自身は攻撃力が弱いため、結局2倍=攻撃特化のモンスターと変わらなくね?、という残念仕様。
さて、そんなポケモンで何が行えるかと言うと、3パターンの面白い戦法が取れるのです。
1,スキルスワップで仲間物理アタッカーに「ヨガパワー」を付与する
2,「テツノカイナ」「マリルリ」の「はらだいこ」にあわせて、「じこあんじ」で物理強化
3,「インファイト」で敵に攻撃し、減った防御・特防を「ガードスワップ」で相手に押し付ける
技が4枠内で収まらないため、全部は無理なのですが、私的に1が一番面白いと思っています。
ただし、実際にやってみて気づいたのですが……パラドックスポケモンの特性は交換できないですね、これ……。「テツノカイナ」とかに付与できればめっちゃ強くなるって思ったのに!
なので付与できるのは普通のポケモンのみとなります。普通のポケモンの中でも普通よりの特性のみ……ですかね? メタモンとかは失敗するでしょうね、たぶん。
狙いポケモンとしては「ソウブレイズ」や「コノヨザル」とかでしょうか? 特性的にこいつらはスキルスワップしても特に怒られない……はず……。
ただ何度も繰り返しますが、チャーレム自体のステータスは低い方のため、取り扱いには注意です!

・ドドゲザン

正統派の耐久寄り物理アタッカーです。「あく」「はがね」タイプともっともな耐久タイプで、「てっぺき」「つるぎのまい」を使えるという、一人でほぼ何でもできるもっともな構成を組めます!
またもともとの物理系のステータスが非常に高く攻守に優れていて、バフがない状態でも強いという、卑怯臭い強さを誇ります。周りのチョイスに関係なく、一人で完結したいという場合には、ドドゲザンという選択肢は大いにありです。
ただし気を付ける点があって、「かくとう」に4倍ダメージ食らうのと、特防がそれほど高くない点、回復する手段を持たない点です。防御こそ高けれど、耐久のように壁でいられ続けることはできない、ということです。

・バンバドロ

物理耐久型兼、アタッカーをこなせるポケモンです。特性「じきゅうりょく」によってどんどん防御が上昇するので、物理系のレイドポケモンなら、まず負けないと言っても過言ではありません。
バフが勝手に発動するというのは思ったより便利かつ強くて、同じ構成であるはずのドドゲザンより楽に戦えます。「どろかけ」とかで相手の命中率を下げられるのも強いし、そもそものステータスが高めでバフがなくても攻守が強いです。
弱点は攻撃バフに欠けることと、回復技を持っていないことです。特防が高めなので変な技でなければ大ダメージを食らうことはありませんが、回復がない以上完全な自給自足はできません。
とはいえ……相性さえ間違えなければ、まずレイド中には死ぬことはめったにないので、控えに1匹置いておきたいポケモンですね!

・オーロンゲ

アタッカー兼補助ができるポケモンで、かなり珍しく「物理」「特殊」どちらのアタッカー、妨害でもできます。
物理アタッカーの場合は「ビルドアップ」「ソウルクラッシュ」を使ってダメージを与え、「ソウルクラッシュ」の追加効果で相手の「特攻」を下げていきます。ソウルクラッシュ自体の威力がそこそこ高く、ダメージを与えつつ的確に妨害をはさむことができます。
特殊アタッカーの場合は「わるだくみ」と「ひやみず」中心で戦い、「ひやみず」の追加効果で相手の「攻撃」を下げていきます。こちらはひやみずの威力が低いので、「わるだくみ」をうまく使って立ち回ります。
基本的には上記の戦法ですが、オーロンゲは覚える技が幅広く、「うそなき」や「ちょうはつ」「いちゃもん」等の妨害系に、「イカサマ」や「マジカルシャイン」、各種パンチ系等の強力な攻撃技も覚えます。普通にアタッカーとしての選択肢が豊富です。
耐久は普通程度なので、普通にアタッカーしていると倒されます。「ソウルクラッシュ」「ひやみず」をうまく使うのが、オーロンゲのコツだと思います。

・ラランテス

純特殊アタッカーです。ステータスは物理寄りなのですが、特性「あまのじゃく」を使用した「リーフストーム」が非常に強いです。
特性「あまのじゃく」は受けるステータスの上昇・下降が逆になります。通常、ステータスが上がる技「せいちょう」とかを使用すると、この特性では攻撃・特攻が一段階「ダウン」します。逆に相手から「いかく」を受けると攻撃が「アップ」するという、まさにあまのじゃくな特性です。
ちなみにレイドのおうえんバフは特殊みたいで、これが逆転することはないです。安心して使用してください!

さて、次に「リーフストーム」ですが、使用すると通常は「特攻」が2段階「ダウン」します。
つまりあまのじゃくで使用すると、2段階「アップ」に変わるわけで……ただでさえ強い技なのに、普通ではありえないバフも付いてくるというお得技に変わってしまうんです!
すぐに高火力が出せる、これがラランテスの強みです!

また耐久面ですが、「ねをはる」「グラスフィールド」を張ると、毎ターン50近くHPが回復します。
もともとのステータスが素早さを除いて平均より上の為、効果ばつぐんでもなければ大ダメージを受けにくいです。そこで回復をはさむので、なかなかの耐久を誇ると思います。
プラス、「ギガドレイン」を仕込めば、まず死ぬことは少ないはずでしょう。
とはいえ、リーフストームは最大PPが5と少なく、回復ばかりにリソースを割くと攻撃できなくなる可能性があるので、技構成には注意が必要ですね……。

・ケッキング

フレンドと事前に打ち合わせたうえでの戦法となりますが、「スキルスワップ」で特性「なまけ」を相手に押し付けます。
この戦法が通れば、どのテラレイドでも余裕です。なんせ行動が1/2になってしまうので……。
またケッキング自体、種族値670と並ぶものがいない性能を持っています。「なまけ」で行動が1/2回しか行えないことを考慮した数値なわけですが、攻撃も耐久も余裕でこなせるステータスです。特性を取っ払ってしまえば、どんな場面でもエースアタッカーとして活躍できるでしょう。

自分では「スキルスワップ」を覚えないため、他のポケモンを経由する必要があります。他プレイヤーにスキルスワップしてもらい、そのポケモンが「なまけ」をレイドポケモンに押し付ける手順が必要です。
さて、そうした場合、スキルスワップを行うポケモンは何が良いのか……。
そこで紹介したいのが、ちょっと上で解説した「チャーレム」です。
もうなんか対戦で猛威を振るってるとか振るってないとか聞きましたが、「攻撃値1位のケッキングにヨガパワーを付与する」というすさまじいコンボが良いそうですよ!

ただし、注意点があります。
一度やられて、再召喚となった場合は「特性が元に戻ります」。これはレイドポケモン側も自身がやられるまで交換した特性を保有するので、もしケッキングがやられてしまった場合は、「なまけ」の押し付け先がなくなります。
やられないようにHP管理をしっかりしましょう!

さいきょう レイド参加メモ

イベントで発生している「さいきょう 〇〇」レイド。やってみて、思った所感を書いていきます。

リザードン

これ書き始めたのが大分後なので……忘れました()
たぶんwikiとかで勧められているポケモン使っていたと思います。確かニンフィア?
特性サンパワーで「にほんばれ」を使ってきますが、ここで「あまごい」してしまうと必中「ぼうふう」が飛んできてやばい、って話だったのは覚えています。
あとこっちのバフはがしを頻繁にやってきたような……ただ自分のステクリアは初回の一回のみなので、そのせいでニンフィアの「うそなき」「あまえる」とかが刺さるって話だったかなあと。

エースバーン

特性「リベロ」と、「ビルドアップ」を頻繁に使うことから、超火力でやばかったという印象です。
「かくとう」テラスタルだったため、wikiとかでは「どわすれてっぺきアシパヤドラン」が勧められていました。一発で倒せるから、暴れられる前に倒せるということらしいですよ。
私は「あまごいぼうふうカイリュー」でソロで挑みました。時間ぎりぎりでしたが、無事倒せました。
「はねやすめ」を覚えられるので回復には事欠きませんが、やはり相手の火力が問題。「ビルドアップ」を無効化するか、こちらの防御力を上げる手段を持っていないときついです。幸い、カイリューは「ひやみず」を覚えるので、ひやみずで攻撃力を下げていました。

ゲッコウガ

攻撃と特攻どちらにも優れていて、唯一の弱点がHPだったところが、レイド化したことで隙がなくなりました。やはり時代はニンジャ……!
「どく」テラスタルで、「ダストシュート」が高火力です。もちろん本来のタイプである「ハイドロポンプ」「つじぎり」を備えており、物理特殊どちらにも対応できるよう備わっています。またレイドゲージの進み具合によって発動する「かげぶんしん」が厄介で、持久戦に持ち込まれる可能性があります。
wikiを見た感じ、「アシパシャワーズ」を推しているようです。特性「ちょすい」でみずタイプを無効化しつつ、「とける」で防御力を確保し、アシパで一撃必殺を狙うそうで。前回からですが、アシパ人気になりましたねえ……。
私は「ちょすいドオー」でソロ撃破してきました。
初手「くろいきり」で「かげぶんしん」を無効化し、「じしん」を三回当てて、即テラスタルします。というのも、ゲッコウガが「れいとうビーム」も使うため、けっこう痛いんですよね。まさかこおりタイプも使ってくるとは……。
テラスタルのタイプは、今回は「どく」を使いました。天然ものですね。変更するなら「はがね」がいいのかな? 相手が「かくとう」もってなければ、防御面は優勢に出られるはずです。
で、3回じしんを撃つと、だいたいこちらのバフはがしをしてきます。以降、バフはがしはないので、ここで「のろい」を使用して、攻撃を上げていきます。のろいで6回積みした後、じしんで攻勢に出つつ、HPが減ったら「じこさいせい」をしましょう。

総評

総括すると、覚えて帰ってもらいたいのは「死なない立ち回りをしましょう!」という一点のみ!
そのための工夫は、何も一通りではないのです。弱いポケモンだとしても工夫次第で理論上とてつもないことができる可能性だってあります。(チャーレムみたいに)
ぜひ、工夫してレイドに挑戦してみてください!
ただし、他人に迷惑をかけるプレイはダメだゾ!

関連情報

版権:©2022 Pokémon. ©1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
公式ページ:トップページ | 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』公式サイト (pokemon.co.jp)
対応プラットフォーム:Nintendo Switch

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