閲覧の前にお読みください
この記事はゲーム「グリム・ガーディアンズ デーモンパージ」の紹介記事となります。
まずタイトルに書いてある通り、「2人プレイを推奨」した記事となっております。
この理由は記事の後半で語りますが、1人プレイがダメというわけではありません。魅力がを感じたら1人プレイから始めるのも良いでしょう!
でもこのゲームの神髄は「2人プレイ」にあると思っているので、そこを存分に語ります!
次に「ギャル×ギャグゲーのスピンオフ」とありますが……。
このゲームの前身とも言える部分が「ぎゃる☆がん」です。こう、迫りくる女の子に対して、フェロモンパワーの溜まった眼光で堕とすという、一風変わったシューティングゲームですね。(一番最後にSteamのURLを紹介しますので、興味があったら買ってみてください。R-18じゃないですよ!)
今作の登場人物は「ぎゃる☆がん」のヒロインたちで、その中でも「悪魔ハンター」とかいう謎職業についている女子高校生姉妹、神園姉妹が主人公となった作品です。ラスボスのくろなという悪魔少女も、ヒロインです。
露骨に「ぎゃるがんやってないとわからないよ!」という空気はありません。初見プレイでも大丈夫です。ただ背景のえぐさ(本家ドラキュラぐらい)を他所に、終始ギャグテイストで進行します。こういうギャップは、ぎゃるがんを知らないと戸惑うかもしれませんね。
最後に、ジャンルに勘違いがあってはいけないので、念押し注意です。
この作品は「悪魔城ドラキュラ」リスペクトであって、「キャッスルヴァニア」リスペクトではありません。いわゆる「メトロイドヴァニア」の操作感ではなく、初代悪魔城や血の輪廻あたりまでの操作感に近しいです。
操作の自由度・拘束度が昔基準なため、メトロイドヴァニア系が好きな方だともたつきがあるように感じられるかもしれません。
展開のスピードにストレスを感じてしまう場合もあるかもなので(Steamレビューでもかなり指摘がありました)、購入の際はお気を付けください。
概要
魔城のあるところ、悪魔ハンターの姉妹あり。
挑め、二人の力で――
悪魔の城となった学校を元に戻すため、“悪魔ハンター”を生業とする2人の女子高生が戦う2D横スクロールアクションゲームです。
プレイヤーは性能の異なる二人のキャラクターを使い分けながら、ボス悪魔の待ち受けるステージ最奥を目指します。
ボス悪魔を倒すことで新たな武器を獲得し、次のステージではさらなる攻略と、新たなルート探索要素が楽しめます。
~Steamより抜粋~
ストーリー
神園姉妹が通う学校が、急に悪魔城になってしまった!?
舞台はごくごく普通な現代日本。フェロモンがムンムンなせいで女の子が襲ってきたり、フェロモンパワーで女の子を昇天させたり、天使や悪魔がいたり、そんな青春溢れる日本の学園でのお話です。
神園しのぶと真夜は悪魔ハンターの仕事を終え、久しぶりに学校に登校しようとしていた通学路の途中で、事件に巻き込まれます。時空が歪み、景色が変わり、何事かと学園へ駆けつけると……。
気が付けば学園が……悪魔城に!
そして突如現れた因縁の悪魔くろな。くろなは毎度毎度イタズラをするのですが、そのことごとくを神園姉妹に邪魔されてしまったせいで、悪魔学校留年の危機にあるのだとか。
そのため、くろなは「一発逆転、きしかいせーの、ビッグなイタズラ」をしかけたのDEATH!
学校と魔界を「次元融合」させて、くろなのお城に変えてしまったのです!
くろなにそんなことができるはずがない。しかし、くろなは「絶対的なチカラ」を手に入れたと言います。
去っていったくろなを前に、神園姉妹はくろなの謎を突き止めることと、学校を元に戻すことを誓い、悪魔城を上り始めるのでした。
↓悪魔ある処、悪魔ハンターの一族あり!
↓留年回避のためになんということを……
キャラクター
公式ページから抜粋!
・神園しのぶ
・神園真夜
・くろな
・その他のキャラクター
ぎゃるがんでヒロインだったキャラや、一般生徒も出てきます。なんと全員フルボイス!
↓各所に救出を求める生徒たちが!
↓フルボイスかつイラスト付き!
ゲーム性
基本的には「悪魔城ドラキュラ」のゲーム性をベースとしており、「移動」「ジャンプ」「攻撃」「特殊武器」の4つが基本アクションの動作となっております。
攻撃と特殊武器は、しのぶと真夜で異なります。
●しのぶ
攻撃:退魔サブマシンガン! 安定の遠距離で敵を撃ちまくる!
特殊:退魔グレネードとか退魔TNTとか……攻撃に結び付くものが多い。
●真夜
攻撃:おりがみによる近距離攻撃。その威力は折り紙付き!
特殊:おりがみでいろんなものを模り、特殊な効果を発生させるテクニシャン。
↓遠距離+攻撃的なものが多い
↓近距離+折り紙を使用した特殊技中心
わかりやすく、遠距離と近距離で分かれています。
お好みの戦闘スタイルで敵をバンバン退治していきましょう!
筆者が考えるこのゲームの魅力について!!
●このゲームの弱点について
Steamのレビューでもかなりの方が触れていますが、一応下記の蛇腹で隠します。
気になる方だけ読んでください。要点は「テンポ」です!
>>このゲームの弱点とは??
・結論:展開が遅い
いろいろと原因を上げているレビューがたくさんありますが、それを統括すると「展開が遅い」です。
原因がこまごまとあって、それら自体は大したことはないのですが、そのこまごまが「噛み合って悪さしてしまう」故に起きた悲劇ですね……。
そのこまごまが、下記の通りとなります。やたらしのぶの項目が多いですが、しのぶはキャラのコンセプトとゲームが噛み合ってないのが痛い。
△画面が広い
△移動がやや遅く感じられる
△しのぶの遠距離に頼らざるを得ない状況が多い
△しのぶの攻撃でいちいち足が止まる(攻撃中動けない)
△しのぶの攻撃はリロードを挟まないといけない
△しのぶの攻撃力が低いから倒すのに時間かかる
・画面が広い
このゲーム、キャラ自体のドットは小さくはないと思います。ドット絵がくっきりでかわいいですしね。思いますが……見通しが良すぎる。
見通しが良いと何が悪いのか? ギミックが見えやすくて、敵もわかりやすいし、得では?
逆に考えてください。遠くから敵が来ているのが見える。ギミックの前に敵がいる。それが見えたら、「近距離ではなく遠距離から攻撃を始めよう」と思いませんか?
これによって、メインのキャラがしのぶになりがち、という環境が出来上がります。
また相対的にキャラのスピードに関わってきます。これは次項で説明です。
・移動がやや遅く感じられる
初代やインスパイア作と比べれば、ぜんぜん歩くスピードは早いし、操作性も優れていると思います。
にも拘わらず、レビューでは「メトロイドヴァニア」と速度を比べられ、「期待しない方がいい」ようなコメントが多くありました。
まあ現代の流行りというのはあるでしょう。
しかし、この原因の根本にあるのは「画面情報量がほぼほぼ変わらない」せいであると筆者は思います。
画面が広いと、画面の総情報量に対して、進んで切り替わる情報量が相対的に少なくなります。
また足を止めて攻撃してしまうしのぶがメインになってしまうのであれば、なおさら停滞します。故に「進捗が少ない」=「移動量が少ない」と思えてしまうわけですね。
・しのぶのエトセトラ
とにかくしのぶが有利な場面が多いです。決して真夜が不利というわけじゃないんですが、近距離と遠距離は比べるまでもないでしょう。
画面が広い=敵と距離が取れるので遠距離。移動が遅く感じる=遠距離なら早く攻撃できる。そういうことです。
しかし、しのぶの欠点を上げると「攻撃力が低い」ことが上げられます。
すごく低いわけじゃない、でも低くて敵が固く感じる。そんな微妙な差ですが、敵を倒して進むゲームだからやはり大きいですね。
そして移動しながら攻撃ができません。足を止めて、微妙に固い敵を撃ち続ける。倒し終わった後は微妙に待つリロードを挟む。
まあここまで悪い循環が絡むと、なかなかストレスになっちゃうわけですね……。
●それがふたりプレイになると!?
・画面の広さの問題 → ふたりなら実質半分
・移動量の問題 → ふたりのチームアップでギミック短縮
・しのぶの問題 → 真夜側がぐいぐい引っ張れる
ほとんどの問題が解決するのです!
まるで最初からふたりプレイを前提にしたようなシステムだあ……。
●それどころか良いことも!?
まずはチームアップ……という名の踏み台。
踏み台にすると、単純にジャンプ力が上がります。踏み台側が何しても騎乗側が振り落とされることがありません。踏み台側がジャンプした時にジャンプすることができるロケットジャンプができます!
また上に騎乗側が攻撃している間も、踏み台側は自由に動くことができます。移動攻撃もできちゃうってことですね。
↓のっかりながら攻撃
↓チームアップジャンプ
特殊武器も、実はお互いにシナジーがあり、特殊武器同士で効果を最大限に引き出すことができます!
例えば「折り鶴」。これ、乗っかるだけだと思いきや、「グラッピングフック」で引っかけてぶら下がりができます。
また「ぺんぎんさん」はあらゆるものを凍らせますが、これはしのぶの特殊武器も対象となります。
他にもいろいろ面白い組み合わせがあるので、ふたりプレイの時は試してみてください!
↓折り鶴にグラッピング!
↓ペンギンは味方の特殊武器も!
●もちろんふたりプレイによるデメリットも!?
常時動く踏み台があるようなものなので、意図せず乗ってしまい、足を滑らすことも多々あります。
あとふたりの戦闘スタイルがまったく異なるため、連携がうまくいかずやられちゃうことも?
息を合わせるのが必要なギミックなんか、ひとりプレイの時よりもっと難しくなるでしょう!
それを含めて、筆者は面白いゲームは魅力的に感じています!
総評
ひとりプレイの場合、「悪魔城ドラキュラ」好きの人にしかオススメできません。
ふたりプレイなら、わちゃわちゃ好きには楽しく遊べるでしょう!
また昔なじみのシステムに抵抗がない方も楽しめると思います。
コンセプト自体が昔のゲームリスペクトなこともあり、そういうギミックが多めです。操作性はさすがに現代基準ですが、どこがどんなリスペクト部分なのか探すのも面白いかも?
気を付けてほしい点として、ふたりプレイはローカル(Steam Remote Play Together)でしか対応していません。ネット越しでやる場合、リモート側に遅延が発生します。ホスト側のスペックにもよりますが、あまり安定しないとアクションは厳しいかもしれません。
知り合いとプレイする予定ならば、先に何らかのゲームでリモートプレイして、回線を確かめておくとよいでしょう。
関連情報
製作者:©INTI CREATES CO., LTD. 2022 ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:グリム・ガーディアンズ デーモンパージ│公式サイト (grimguardians.com)
Twitter:INTI CREATES Official(@GunvoltOfficial)さん / X (twitter.com)
販売先:Steam:グリム・ガーディアンズ デーモンパージ (steampowered.com)
Grim Guardians: Demon Purge ダウンロード版 | My Nintendo Store
他の各配信プラットフォームは上記の公式サイトから飛べます
対応プラットフォーム:Steam、Nintendo Switch、PS5、PS4、XBOX
関連サイト:公式:ぎゃる☆がんポータルサイト (galgun.com)
公式:ぎゃる☆がん りたーんず →初代をSteam、Switchでリリース
公式:ぎゃる☆がん だぶるぴーす Steam版 →神園姉妹出演作品
公式:ぎゃる☆がん だぶるぴーす Switch版
公式:ぎゃる☆がん2 →Steam、Switch、DMM等
※ご購入の際は上記公式ページからプラットフォームを確認して各売り場で検索して買ってください。
※主人公は「だぶるぴーす」ですが、他キャラは全作品から出演しています。
撮影協力者
協力者:アキイ(チャンネル:アキイChァンネル!)
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